勃起機能の低下（勃起障害）=Erectile Dysfunction (ED) は中高齢を中心とした男性によく見られる病態です。専門的には「性交時に十分な勃起が得られない、あるいは十分な勃起が維持できないため、満足な性交が行えない状態」と定義されています。より客観的に評価できる「国際勃起機能スコア：IIEF-5」があり、セルフチェックができます。恥ずかしくて受診を控えている男性も少なくない様ですが、EDは社会的に認知された病気の一種ですから、安心してご相談下さい。

当院ではED治療薬として３種類のホスホジエステラーゼ-5 (PDE-5) 阻害薬「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」のジェネリック薬である「シルデナフィル」「バルデナフィル」「タダラフィル」を御用意しています。

また、当院では、既往歴や現在かかっている病気、内服薬、健康状態などを把握した上で治療方針を決定致します。PDE-5阻害薬：シルデナフィル・バルデナフィル・タダラフィルについても、患者様の服薬状況、血圧、脳梗塞や心筋梗塞の既往歴などに留意して処方致します。

ED治療薬の種類に関係なく、PDE-5阻害薬内服の副作用として、顔がほてる、頭痛などが見られます。狭心症などの虚血性心疾患の治療で使用されるニトロ製剤との同時服用は禁忌とされています。また、シルデナフィルでは高血圧やめまい、タダラフィルでは鼻づまり、消化不良、背中の痛みなどが生じる場合があります。これらの症状が見られたら処方した医師にご相談下さい。